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テニスで勝つ方法!強者(つわもの)の技術+戦術+戦略+精神+肉体

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ホーム 物語編2 テニスコートが無い!ノーアド・ノータイは不正競争ルールだから廃止!/物語2第1話

テニスコートが無い!ノーアド・ノータイは不正競争ルールだから廃止!/物語2第1話

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「テ、テニスコートが無い!」

ボクは、呆然と立ち尽くした。
あると思っていたテニスコートが見当たらないのだ。

あるのは狭いグラウンド。
サッカーのグラウンドだ。
グラウンドの左右にサッカーゴールが置いてある。

そして、その奥には、
バレーコートが2面と、バスケットゴールが2面。

グラウンドの右には体育館。
左にはプール。

どこにもテニスコートは見当たらない。


「そうだ!校舎の陰に隠れた所にあるかもしれない!」

そう思ったボクは校舎から校舎へと見て回る。
だが、やはり、テニスコートらしきものはまったく見当たらない。

「この中学にはテニスコートが無いじゃないか!」
「ということは、テニス部も無いってことなのか!」

ボクは絶望感に襲われた。



今日は中学の入学式。
ボクは初めてこの学校に来たのだ。

中学に入ったらテニスをすると決めていた。

テレビで見る外国のテニス選手がカッコ良く見えたのが、
最初のきっかけだった。

ラケット1本で世界中を渡り歩く。
どこに行っても1対1の決闘だ。

勝つか負けるか2つに1つ。
そして、強い者のみが生き残っていく。

まさに現代のサムライじゃないか!


とにかく、ラケットでボールを打つ姿が何よりカッコいい。
ボクもそんな技術を身につけてみたい。

でも、勝つには、
技術だけではなく戦術や戦略も必要そうだ。

将棋や碁のように頭も使わなくちゃいけない。
その点もゲームとして魅力的に見える所だ。


体力も相当必要そうだ。

あんなに思いっきりラケットを振り回して、
全力でダッシュを繰り返しているというのに、
とにかく試合時間が長い。

延々とやっている。

親父の話では、2ゲーム差がつかないと、
1セットが終わらないという形式なのだという。

普通は6ゲームとれればセットがとれるので、
1セットで6−3とかのスコアになるらしいけど、
6ー5じゃダメらしい。

7−5にしないとセットがとれないのだ。

6ー6になったら、2ゲーム差がつくまで、とことんやるのだ。
中には101−99なんてのもあるらしい。


そして、3セットマッチと5セットマッチがあって、
それぞれ、2セット、あるいは、3セット先にとることで、
やっと勝敗が決するというわけだ。

これは、テニスという競技が、
その時点で本当に強い方が勝つというコンセプトの基に、
完全決着方式をとっているからだ。

でも、5セットマッチでこんなロングゲームだと、
いつになったら終わるのかわからないじゃないか!

ということで、近年では、試合時間短縮のため、
6ー6で12ポイントタイブレイクになる形式がほとんどで、
ロングゲームを採用しているのは、
国別対抗戦のデビスカップや、
4大大会のファイナルセットぐらいになっているとのことだ。


どちらにしても、相当ハードだ。
タフじゃないと勝ち抜けないんだ、たぶん。


それから、精神的にも大変そうだ。
親父の話では、心のコントロールが難しいらしい。


要するに、とてもやりがいのありそうなスポーツって感じなのだ。

上手くなれば、きっとカッコ良く見えるだろう。
頑張って努力して強くなれば、
きっと人間的にも成長できるに違いない。


ただ、選手同士の肉体的接触がないのは、
ちょっと物足りないかもしれない。

やっぱりスポーツと言えば、
体のぶつかり合いも醍醐味の1つだ。

そういう意味では、格闘技的要素が少ない感じだ。

でも、それもいいかもしれない。
その分、変にケガすることも少ないだろうし。


なんて感じで、やる前からボクはすっかりテニスの虜になっていた。
中学からはテニスがしたい。
そう決めていた。

テニスをやるならテニスクラブだ。

そんな時、ちょうどいいタイミングで、
近くにテニスクラブができたことを知った。

近くといっても歩いて行ける距離じゃなくて、
自転車で行ってやっと行ける位の近さだけど。


それでなぜ知ったのかというと、
新聞折込チラシが入っていたのだ。

でも、そのチラシを見て、
ボクは目ん玉が飛び出るほどビックリしてしまった。



                          (第2話につづく)

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目ん玉が飛び出るほどビックリしたって、一体何のこと?

果たしてボクは、中学からは、
このテニスクラブに入って、テニスを始めることができるのか?

それから、テニスコートの無いこの中学にテニス部はあるのか?


次回『トップ1%プレイヤーへの道』第2話、
『3歳からテニスをさせといてくれ!』
を乞うご期待ください!


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それでは、今日のワンポイント・フィロソフィです。

フィロソフィ(philosophy)とは哲学のことです。
ここでは、哲学を、自分自身の経験などから得られた基本的な考え、
という意味で使っています。


『 テニスという競技は
   その時点で本当に強い方が勝つというコンセプトの基に
    完全決着方式をとっている             』



デュースになると次の1ポイントをファイナルポイントとして、
そのゲームを終わらせてしまう、
ノーアドバンテージルール、
正確には、ノーアドバンテージ・スコアリング方式、
いわゆる、ノーアドは、
ボクは『不正競争ルール』という位置づけをしています。

5ー5や3ー3になると次の1ゲームをファイナルゲームとして、
6−5や4−3で試合を終わらせてしまう、
ノータイブレイクルール、
正確には、ノータイブレイク先取方式、
いわゆる、ノータイについても、
ボクは同じように『不正競争ルール』という位置づけです。

この2つは、
『その時点で本当に強い方が勝つ』
というテニスのコンセプトを著しく損なうものであり、
完全決着方式と言えるものではありません。


不正競争ルールでの勝者としての価値は、
あまり高くないものとなってしまいます。

しかも、そのルールからは、
真の強者(つわもの)が生まれにくくなってしまいます。


そうなると、不正競争ルールを採用する大会は、
その大会自体の社会的価値を向上させるという点においても、
強い選手を育成するという点においても、
劣ったものとなってしまうという事です。

つまり、そのようなルールの採用は、
その大会自体の価値を著しく落とす事になる、ということなのです。

テニスというスポーツを心底楽しむためにも、
それがたとえトッププロのトーナメントではなくとも、
中学生や高校生の末端の大会だとしても、
ボクは完全決着方式を尊重するべきだと思います。


もし、あなたが、
真の強者(つわもの)を生み出したいと考えている方ならば、
厳しく、でも、公正な競争環境と、
勝者を惜しみなく賞賛するシステムの両方を、
構築していく努力をどうか怠らないでください。

あなたのその努力こそが、日本でのテニスの地位を向上させるはずだと、
ボクは信じています。



 
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