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ホーム 物語編1 スライスはライジングショットで打て!/物語1第13話

スライスはライジングショットで打て!/物語1第13話

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「それで、何で、スライスでアプローチした方がいいの?」

「それはね、なぜかというと、
 スライスのアプローチショットというのは、
 前に出ながら、つまり、ネットに出ながら、
 動きながら、走りながら、打つことができるので、
 ネットにより早く詰めることができるから、
 ということなんだ。」

「トップスピンでは前に走りながらは打てないの?」

「打てないことは無いんだけど、
 しっかりトップスピンをかけようとすると、
 やっぱりちょっと止まって打つことになってしまうんだよね。
 だから、トップスピンを打ってネットに詰めるのは、
 スライスの時に比べると、どうしてもワンテンポ遅れてしまう。」

「なるほどね。」

「それに、スライスは、トップスピンよりも、
 ライジングで打ちやすいショットだから、
 よりネットに近い所で打つことができる。」

「スライスはライジングで打ちやすい?」

「ライジングショットは、当然、
 下からボールが上がってくる所を打つショットなんだけど、
 スライスは、
 その下からのボールの弾道の延長線上にラケットを構えておいて、
 軽く当てるだけでもアンダースピンがかかるんだ。
 無理に振り下ろさなくてもいいんだよ。」

「トップスピンのライジングショットの場合は?」

「トップスピンのライジングショットの場合は、
 下から上がってくるボールを、
 同じようにラケットを下から上に出していくから、
 ボールの弾道の延長線と、
 ラケットのスイングの軌跡が、
 ちょうど交わる所で打たなくちゃならない。」

「アルファベットのXの交点の所で打つ感じね。」

「そう。
 つまり、ヒッティングポイントは1点しか無いから、
 タイミングを合わすのが非常に難しくなる。
 その1点のタイミングを逃すと、
 ラケットにちゃんとインパクトしないからね。」

「そうかあ、そういう理由で、
 トップスピンのライジングショットが難しいというわけね。」

「うん。
 トップスピンは、ボールが落ちてくる所を打つ方が簡単。
 名づけてフォーリングショット!
 スライスは、逆に、ボールが跳ね上がってくる所を打つ方が簡単。
 スライスはライジングで打つべし!」

「フォーリングショット?
 それ英語として通用するのかなあ?」

「それから、スライスはね、・・・」


                              (つづく)

 
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