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テニスで勝つ方法!強者(つわもの)の技術+戦術+戦略+精神+肉体

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ホーム 質問回答編1 逆転勝ちの方法ってあるの?/質問回答第14回

逆転勝ちの方法ってあるの?/質問回答第14回

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おはようございます! カムイ・レイジです。

今回回答するメールも抽象的な質問です。
部分的に抜粋しています。ご了承ください。


<質問>

それで、質問ですが、
逆転勝ちする方法ってありますか?

よくマッチポイントを何回しのいで勝ったとか、
2セットダウンから3セット取り返したとか
あるじゃないですか。

相手がどんなに強くても、
どんなに負けていても
最後まであきらめるなって言いますが、
じゃあ具体的にどうすればいいの?と聞いても
誰も答えられません。

何か秘訣があれば教えてくれませんか。



<回答>

ボクにはこんな信じられないような経験があります。


大学1年生の時、冬に学生の室内選手権がありました。

これは学生の春と夏の大会で、
シングルスでベスト8、ダブルスでベスト4に入った人のみが出られる、
いわゆる学生のオールスター戦なんですが、
ボクはもちろん出られません。

もちろん地区の大会です。
インカレインドアではありません。

それで、学連からの要請で、1年生はいろんな大会に、
ボールボーイとして派遣されるんですが、
ボクもこの時ボールボーイをしにいったんです。


インドアでは他地区からの招待選手も参加するんですが、
この時招待されて来た選手というのが、
1年生なんですが、もうジュニアの時から全国的に有名な選手らしくて、
もう見るからにすごいんです。

で、その相手というのが4年生のベテラン選手で、
まあトップクラスとはいえ、この中では中堅クラス。

中堅クラスと言ってもオールスターの中でですからね。
こちらも当然すごいんですけど。


で、この両者がシングルスの1回戦で当たったわけです。

でも、ボクがこの試合でボールボーイをしたわけではなくて、
ボクと同じ大学の1年生で学連のヤツが、
この試合のボールボーイをしていたわけです。


それで、招待選手の1年生のストロークがすごくて、
もうボコボコにしてるんですよ4年生を。

6ー0、5ー0まで行ってコートチェンジです。


で、ボールボーイをしていた学連のヤツが、
ベンチに座って汗を拭いているその4年生と目が合ったんですよ。

学連ですから、トップ選手とは誰でも顔なじみで、
普段からよく話してたそうですけど、
さすがに状況が状況ですから、
ヤツも目が合ってしまって気まずかったと思うんですよ。


でも、その4年生がヤツに話しかけたんです。
で、何て言ったと思います?

ボクはそれを聞いて腰を抜かしましたよ!


何て言ったかというとですね、
その4年生は、ニコニコしながら、
「あの若いの、なかなかやるじゃない。」
って言ったんですよ!

ニコニコしながらですよ!
それも、相手をあごで指しながらですよ!


普通はそんな状況だったら、
暗くて青い顔していかにも絶望的って感じか、
逆に明るく前向きに自分を奮い立たせているとか、
あるいは、ふがいない自分に怒りをぶちまけているとか、
じゃないですか。

そうじゃないってことは、
つまり負け惜しみだな、って今思ったでしょあなた。


ボクもそうですよ。
ボクも、さすがにトップクラスの選手は、
負け惜しみでもカッコいいなあ、
大物は貫禄があって一言一言が重いよなあ、
なんて変な感心をしてたんです。


で、話はそこで終わると思うでしょ。
ところが終わらないんです。

ここからがすごいんです。
聞いてびっくりしますよ。

ボクはまた腰を抜かして椅子から転げ落ちましたから。


その4年生がそこから逆転勝ちしたんです!

つまり、0ー6、0ー5から、
セカンドセットを逆転で取って、
ファイナルセットも取っちゃったんです。


スコアはよく覚えていないんです。
何せボクは直接は見てないですから。

控室に戻ってきたその学連のヤツに聞いただけで、
直接試合を見てないからだと思うんですけど。


で、その試合のことが噂になっちゃって、
7ゲーム連取でセカンドセット取ったとか、
いやもっとすごいのは、
13ゲーム連取して、0ー6、7ー5、6ー0で勝ったとかで、
本当のスコアはわかんなくなっちゃってます。


でも、とにかく、逆転勝ちしたんです。
普通、そこから勝つとは思わないでしょ。

びっくりしたでしょ?
え?大げさすぎる?


まあ、それはそうとしても、
こういうこともあるから、
テニスは最後の最後までその勝敗はわからないってことが、
言いたかったんです。

レベルは違いますけど、ボクも、
タイブレイク0ー6でマッチポイント取られた状態から、
8ポイント連取して勝っちゃったこともあるし、
ファイナルセット5ー0から、
7ゲーム連取されて負ける試合を何度か見たこともあります。


テニスの試合は時間切れがありません。
引き分けもありません。

テニスの試合はその時強い方が必ず勝つようになっています。
つまり、完全決着するようにできているんです。

そういうスポーツなんです。

だから、逆転勝ちも起こりやすいのです。


サッカーで、残り3分でスコアが0ー3だったら絶望的です。
野球でも、9回裏ツーアウトランナーなしで0ー11だったら、
そこから逆転するのは難しいでしょう。

まあ絶対にないとは言いきれませんが、
勝つことは確率的に小さいわけです。


でも、テニスでは、たとえ0ー6、0ー5でも、
まだ勝つ可能性としては少なからず残っているわけです。

なぜなら、その土壇場に追い込まれた、まさにその時、
そこから強さを発揮すれば、
勝つことができるからです。

勝つことができるように仕組んであるのです。
テニスというスポーツの勝敗の決し方として。

なにせ、その時強い方が必ず勝つようにできてますからね、テニスは。


それから、理論的にも間違いないのですが、現実的にも、
ポイントで競り合いながらも、
ゲームを1つずつ取っていければ、
あっという間に追いつきます。



それで、何の話でしたっけ?
そうそう、逆転勝ちする方法。


逆転勝ちする時とは、
あるポイントを境にして試合の流れが変わった時、
と仮定してみましょう。

テニスの試合は相対的なものなので、
試合の流れが変わるというのは、
自分が変わったのか、
相手が変わったのか、
自分も相手も変わったのかの3つのどれかです。


自分は変えられるけど、相手は変えられないので、
自分を変える方法を考えましょう。


では、自分の何が変わったのか?

それは、
自分の技術が変わった、
自分の戦術が変わった、
自分の戦略が変わった、
自分の精神が変わった、
自分の肉体が変わった、
のどれかです。


例えば、
急にバックハンドの調子が良くなって、
パッシングショットが抜けるようになった。

相手のフォアにサーブを入れる戦術に変えたら、
ポイントが取れるようになった。

サーブアンドボレーをやめて、
ストローク勝負の戦略にしたら、
ゲームが取れるようになった。

追いつめられて、逆に開き直ったおかげで、
精神状態が、攻撃的で積極的なものに変化した。

ウォーミングアップが不充分で体の動きが悪かったけど、
体が暖まってきたので、
急に体の動きが全開になった。


つまり、試合の流れを変えるには、
技術・戦術・戦略・精神・肉体のどれか、
あるいは、それらのいくつかの組み合わせが、
変わればいいということになります。

もちろん、相手が変わって、
こちらは何も変わっていないのに、
試合の流れが変わることもあります。

例えば、相手が勝ちビビリして、おかしくなっちゃって、
こちらは何も変わっていないのに、試合の流れが変わったり、
といったことです。


それはともかく、
自分で意識的に変えやすいのは、
戦術と戦略でしょう。

それには、試合中に、
試合全体を客観視する必要があります。

その試合の当事者でありながら、
解説席に座っているかのような感覚を持つのです。


つまり、自分は、
どういうパターンでポイントを取っているのか?
どういうパターンでポイントを落としているのか?
ってことを常に意識しておくことです。

そして、ポイントを取っているパターンは変えずに、
ポイントを落としているパターンを変えるようにする。


相手のバックにサーブを入れても、
ポイントを落とすことが多いから、
相手のフォアに入れるように変更する。

サーブアンドボレーではポイントを落とすことが多いので、
ストロークで打ち合う戦略に変える。


で、変えたことが、うまくツボにはまれば、
試合の流れが変わるってことじゃないでしょうか。


昔、クリス・エバートがこう言っていたそうです。
「私の強みは、自分を客観視できることです。」って。

たぶんですけど、彼女が言ってるのは、
こういうことなんじゃないかなって思います。


逆転勝ちする方法というのは、
ズバリこれだ!というのは無いとは思うんですけど、
ボクの結論としては、
こちら側が意識的にできるものとしては、
やはり戦術と戦略の有効な変更ってことになると思います。



ということで、今日のまとめです。

『 逆転勝ちは
   常にその試合を客観視するところから始まる 』



 
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